薬剤師の転職

ほとんどの薬剤師は脳が死んでいると思う。あなたは機械より優秀ですか?

脳が死んでいる薬剤師不要論

病院、調剤薬局での業務、大変ですか?
何が大変ですか?どこが疲れますか?

この質問に、考えることや頭が疲れるんだよと答えられないなら黄信号です。

  • 立ちっぱなしだから足腰が痛い。
  • 薬歴が大変で目が疲れて肩が凝る。
  • 病棟との上り下りが大変。
  • 看護師がうるさい。
  • ドクターが居なくて困る。

などなど。もし当てはまったら次の質問に答えてみてください。

「礼儀正しく要領が良い中学生に基本的な調剤業務を教えました。
そしてすぐ調べられるタブレットを持ってあなたの現場に入ります。
さて、あなたは彼(彼女)とどちらが優れていますか?」

どうでしょうか。あなたの今日の仕事、昨日の仕事、先週の仕事を振り返って、
この中学生ではできない仕事がどれくらいありましたか?

はっきり言います。
私の前居た薬局で、私の前に薬局長をやっていた方はこの中学生に劣ります。
ただ機械的に業務を行い、知らない薬もそこまで調べず、
なんとなく患者と医師と卸の機嫌をとって終わっていました。
あなたはどうですか?

今回の記事は少し厳しい内容になりますが、
上で黄信号が付いた場合は最後までしっかりお読みいただきたい。
そして自分を見つめなおし、どうすればいいのかというのを考えていただきたいです。

Contents

従来の薬剤師は要らないと口ではみんな簡単に言うけどわかっていない

ここから先は調剤薬局勤務の薬剤師を例にお話しします。

よく言います。経営者も働いている薬剤師も。
みんな口を揃えて言うんです。

「ただ調剤するだけの今までのような薬剤師はもう要らなくなる。」

この意味ちゃんとわかってんのかな?と思います。

薬剤師
薬剤師
わかってるわかってる。
在宅が中心になるから患者に寄り添った薬剤師にならなきゃってことでしょ?

もしそう思ったなら薬剤師として終わってると思ってください。

在宅が中心になるのは保険点数が上がり、国からそういう方向性が求められるからです。
ではどうやれば効率化できるか考えてみましたか?
遠隔投薬が可能になった場合はどうでしょうか。
薬剤師を一人雇って社保等含んだ給与を払うよりも患者にタブレットを配布したほうが安いです。
そうなると患者をまわる必要が無くなります。薬剤師が不要になりますね。
届けるのも、服薬指導が終わっていれば配達は別の業者でも良くなります。

在宅のところに訪問して薬の飲み残しを確認して、記録を残して引き継ぐ。
それって薬剤師じゃないと出来ないことですか?違いますよね。
ピッキングを事務さんが出来るように、お話して記録を残すのは事務でもできます。

そう、在宅のために寄り添う人は薬剤師じゃなくてもいいんです。

仕事というものの考え方

仕事ってなんだと思いますか?
薬剤師は特殊な仕事だから、仕事というより医療であり、別に考えるべきだ。

そういう古い考えが今までは通っていました。
でも今は違います。ちゃんと見えていますか?
そのスタンスではもう5年後にはあなたの薬剤師免許の価値は消えます。
免許を持っているだけで薬剤師ではない扱いを受けることになります。

仕事というのは、価値を提供するということです。
そして、仕事というのは工夫をするということです。
言われたことをそのままやるのは作業です。仕事ではありません。
そして、作業でいい部分は機械化が進み、世の中は便利になります。

もしあなたが作業しかしていないのであれば、機械に取って代わられます。
これが現実です。
あなたがお金を得るためには、あなたにお金を払うだけの価値があると評価されないといけません。
これが仕事であり、働くということです。

これからの薬剤師はキャバ嬢みたいなもんです

薬剤師は医療職ではなく、サービス業になっていきます。
そしてサービス業の中でも美容師やキャバ嬢、ホストに似た世界になっていきます。
服屋だったり飲食店ではありません。

これらの差は「指名制」です。
顧客・ユーザー・患者から選ばれる薬剤師にならなければいけません。

薬剤師
薬剤師
なんだ、かかりつけ薬剤師に力入れろってことね。

と思った方、本当にそれでいいと思いますか?
かかりつけ薬剤師は確かに担当をもちます。
しかし会社の、薬局の方針で「来た患者にはなるべくかかりつけのお願いをしろ」と指示され、
大したかかりつけらしい仕事もせずに500円くらいを徴収する詐欺みたいなことしてませんか?

さて、かかりつけ薬剤師、保険点数としてはいつまで残るんでしょうか。
もしもこのかかりつけ薬剤師制度が保険点数から消えたとしてもあなたはかかりつけ薬剤師で居られますか?

在宅の点数が変更となり、事務が行っても取れるようになったとします。
かかりつけ薬剤師は保険点数から消え、代わりに各薬局が患者から指名料を取るようになり、
指名を取った分だけ会社からペイされます。
おそらくこういった流れになるので最初に美容師やキャバ嬢、ホストなどを例に挙げました。

選ばれる薬剤師とは何か。

指名される薬剤師とは何か。
もしあなたが担当だとしても、患者が「誰でもいいよ」となった場合お金は取れませんよね。
じゃあどうしたら選ばれるのか。

  • 専門的な知識があり、安心できるだけ質問が出来る。
  • 幅広い経験があり、家族の体調管理についても相談できる。
  • OTCや生活指導など、自分で出来ることを教えてくれる。
  • 薬以外のことでも心配事があったらいつでも電話で聞ける。

これらのことが出来て初めて選ばれる薬剤師のスタートラインに立てます。
雇用する薬局側としてもこういう人は処方せんを集めてくれるので給与を上げ、
患者が何人も付いている薬剤師は他からも高値で引き抜かれます。
そして、これが出来ない薬剤師は淘汰されます。

もし薬剤師でいたいなら、需要があるうちに経験を積むしかない

今ならまだ薬剤師は需要があります。
認定を持っていればなおさらですし、認定を取らせてくれるところもあります。
かかりつけ薬剤師の要件として3年以上の勤務というものがありますが、
まだまだ新しい制度なので気にせず雇用してくれるところがほとんどです。

もしも今あなたがいる薬局がほとんど門前からしか処方が来ないなら、
もしも今あなたが居る病院が単科のルーティンワークしかないなら、
もしも今あなたが居るドラッグストアがほとんど処方せんを受けていないなら、
私は転職をおすすめします。

今の場所でエキスパートになる、一生それで食っていくという人ならいいです。
ただ、そうではない場合、この先も薬剤師として働いていきたいのであれば
視野の狭さには危機感を持たなければなりません。

2つ安心できることがあります。
1つ目として幸いなことに薬剤師業界は、
転職で給与が大幅に下がることはほとんどありません。
そのため、家庭があっても転職しやすいというのがポイントです。

2つ目は勤務期間が短くてもほとんど評価に影響しません。
まだ入ってから2年だから…と遠慮する必要はありません。
10年、15年となるとさすがに評価は変わりますが、
2年と5年じゃそれほど大きく変わりません。
もちろん専門的な知識や認定を持っていて、転職先がそれなら別ですが、
私がすすめるのはあくまで今までと異なる場所に転職することです。

働き方を考える、時間の使い方を考えるというのも勧めてきましたが、
経験が足りないのであれば若いうちに積んだ方がいいです。
もしもあなたが少しでも向上心を持っていて、この先も薬剤師で働きたいなら、
今すぐ転職サイトに登録してください。
下に実際に6か所使った上で対応が良かったところをオススメ順に3つだけ貼ります。
全て無料で利用出来て、登録もすぐ終わるところだけ選びました。
全部登録しても良いですし、印象が良さそうなところだけでもいいです。

黄信号が出た時点で動かないと、役に立たない薬剤師で終わります。
もちろん、登録したら必ず転職しなければいけないというわけではないので、
まずは登録して、自分の薬局以外のところを見て、自分の現状を知ってください。

ここまで読んで少し危機感を持ったなら、そのまま行動してください。
一度離れるとその気持ちは必ず忘れます。そして今まで通りのあなたで終わります。
ここで気づけたのはチャンスです。その気持ちのまま行動できるのは今しかありません。

これから先、少しでも長く薬剤師でありたいなら行動してください。
あなたがより良い人生を歩むきっかけになってくれることを祈っています。

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ABOUT ME
ハヤエル
北海道札幌市に住む35歳。管理薬剤師経験者。小規模薬局にて3年弱勤め、薬局長として2年弱勤務。 転職活動を経て製薬メーカーで学術担当として勤務。 給与よりも仕事よりも充実した時間を生きることに重きを置いているものの、お金があったほうがいいのは明らか。お金は大好き。のびのびと生きるが信念。