私はボールペンが好きです。というか文房具が好きです。インク色比較とかはしないんだけど、ノートもボールペンもサインペンもシャープペンも多種買いました。
高校受験のときなんか、親の財布の紐が学習道具に関してはガバガバに緩かったので、売っている鉛筆を色々買い漁ったりもしました。多分実家に未だに6Hのハイユニが置いてあります。受験に6Hは要らないよね。母ちゃんありがとう。
エナージェルの多色ペン2Sを見つけた
先日、文具店に行った際にエナージェルの多色ペンを見つけました。
ビジネスクラスの書き味。というキャッチフレーズが添えられていたので触れてみると、いつも通りのエナージェル0.5mm。私は個人的にENERGELへの思い入れが強い分、0.7mm以上でないと存在価値が無いと思っている人間です。なので、多色ペンは購入に至りませんでした。
そういえばエナージェルの多色ペンって以前消えませんでした?
私の記憶違いというか見つけられなくなっただけかもしれませんが、一時期無くなっていた気がします。うちの大学の売店がアイプラスしか取り扱ってなかったせいかな?スリッチーズの仲間として販売されていたのを覚えています。
まあ結局アイプラスも軸が安っぽすぎて合わず、使いませんでした。今買うなら3色タイプのエナージェルだけど、軸は良くても0.5mm芯しかないエナージェルに魅力は感じません。買うならユーロかトラディオ以外選択の余地がありません。
それはさておき、今回はボールペン派としてモノ申したいことがございます。
2+Sの『+S』、4+1の『+1』について。
多色ペン、昔からなのですが、『+1』が嫌いです。
どういうことかというと、ボールペンユーザーにとってはシャープペンシルって不要だと思うんです。少なくとも、同じ軸にある必要が無い。
それでいて、3色ペンの次は4色ではなく4+1にしてくることが多い。理由はきっと軸の中が余っていてもったいないからだと思う。
Dr.GripもJetstreamもそう。
4でいいと思うんですよね。以前かったジェットストリーム4+1は1代目が結構簡単に故障しました。原因は不明なんだけど、内部がギュッとしすぎていてスペースが無くて引っかかったりとかしないのかなと。
初めて買ったのはベージュ軸でしたが後に黒軸を購入。好みの問題ですが、私にはジェットストリームの緑色は合いませんでした。ジェットストリームは油性ボールペンでありながら油性ボールペンらしくない発色が好きなのですが、緑色だけは進歩が見られませんでした。
あとコラボしすぎ。まるでキティちゃんかよ。どうしても相棒感が出ずジェットストリームからは離れることに。とは言え、ラバー軸の0.7mmは未だに芯を変えながら使っていますけどね。
ドクターグリップはもうさ、人間工学に基づいた設計で、あのペン軸自体が売りだから太さ維持なのは仕方ないとは思うのよ。けどやはりシャープペンシルは要らないと思います。
今まで話に出ていなかったけど、そういう点ではVICUNAの4色ペン派素晴らしくできが良いです。ただ、色がこれまた合わず。ちょっと淡いのよね、VICUNA。あと軸が合わない。つまり合わない。
ということで2019年、私はパイロットのアクロボール推しでいきます。
使う可能性があるならシャープペンシルは別にもつし、大抵一緒に入っているシャープペンシルの機能は良くない
パイロットのアクロインキもユニのジェットストリームインキも素晴らしい。低粘度でよく考えられています。なのにシャープペンシルはいたって普通。なんなら芯は入れにくいしノックはしにくい、上の消しゴムも使いにくくていいとこなしです。
史上は三菱のクルトガとかゼブラのデルガード、ペンテルのオレンズにプラチナのオレーヌと、軸と一体になって機能をアピールする製品が多いじゃないですか。
なのに、まだその機能も付けずにおまけとしてシャープペンシルを付けることでどれだけの喜びを得られるのだろうか。
というか今の世の中どれだけ筆圧強い奴多いんだよ、そんなにパキパキ折れないでしょ普通は。というかたまにだとして折れて困る機会ってそんなにないだろと私は思う。
特にね、私が言いたいのは、2+1(s)があるのに3色ペンが無かったり、4+1があるのに4色ペンが無いシリーズに対してなんです。
ボールペンとシャープペンシルは互換性が無い
何を言っているんだろうと思うことなかれ。
例えば、黒ボールペンで書いています。重要だなと思って赤ペンで書いて、青ペンでしるしをつけて、緑ペンで思いつきを追加する。こういう使い方はあると思うんです。そして間違えたときは修正ペンです。
では、シャープペンシルでやってみましょう。シャープペンシルで書きます。重要だなと思ったときに赤ペンを使います。間違えました。間違えたときは、修正ペンです!消しゴムじゃないんです!わかっていただけますか、この気持ち!
同時に必要となるのはマークシート案件が出たときくらい
今の時代、鉛筆でお願いしますと言われるのはマークシートくらいです。その他、間違いが許されないものは多々あれど、だからと言ってわざわざその時に備えてシャープペンシルを準備させておく必要があるのでしょうか。
近年塗ったマークシートなんて、国勢調査か競馬の投票券くらいなもんです。そんなにあるかね?マークシート。
どうせ付けるなら頭に修正テープとか、黄色マーカーにしてくれ。要らんけど。
要らないのよ、基本的には。
ただね、シャープペンシル用にクリップ部をノックできるようにしてある奴。あれのせいでクリップが緩くなってノートに挟んだりポケットに挟むのに若干の支障をきたしています。
それならばがっちりとした動かないクリップにして、シャープペンシルを減らすのが良いと思うんです。いかがですか?
何事も単純なほうが故障しないんじゃないの?と素人は思います。
結局、単純な構造にしておくのが一番だと思うんです。
軸とインクが組み合わさってのボールペンですよ今の時代。インク色のニーズを満たし終えた感のある今、次は軸で差をつけるしかないはずです。
太いのと細いのの2種くらいでいいんです、軸径は。それでいて特殊なことはしなくていいから、黒赤青緑が判別しやすくノックしやすければいいんです。まあ今は見せない収納じゃないけど周りからわかりづらいのも求められているみたいだから黒赤青緑って感じがせずマットなデザインも好まれるのかもしれない。
けれどもクリップ部をシャープペンシルにしている暇があったら、ノック部が押し込まれて潰れてしまったり、バネが折れて帰ってこないなどの故障がなくなる工夫をするか、あるいは壊れてしまったときにそこだけ修理できるシステムを構築してください。
ほぼボールペンしか使わないユーザーからのお願いです。よろしくお願いいたします。
こんなことを言いながらも新作出るたびにワクワクして文房具屋で試し書きしています。
結局のところボールペンが好きなんです。でもなかなか自分に合うボールペンが無い。
先日文具屋でピュアモルトを見ている客に店員さんが、「木目が1本1本異なるので、しばらくするとみんなが同じペンを持ち寄ってもどれが自分のペンかわかるようになる」と言っていて、素敵だなと思いました。けれども私のペンの使い方的にはピュアモルトじゃ滑ります。
ユニボールエアみたいに筆圧によって太さが変わる、筆圧を生かすボールペンが出たかと思えば、ブレンのようにボールペン特有の軸ブレを無くした製品もあるし。
少し前にはなるけどSARASAドライだったりJuice upだったりと水性ペンの進化も止まらないわけじゃないですか。なんならフリクションなんて15年前には考えられなかった商品です。
シャープペンシルだって、グラフ1000ユーザーだったとはいえ中学の頃はドクターグリップ買ってワクワクしていたし、テクト2wayを使ってカシャっと切り替えるのを楽しんでみたり、エルゴノミックスっていうシャーペンにも手を出しました。ウイングが全然うまく使えませんでした。
ドクターグリップの開発秘話とか読んだことありますか?ない方は是非読んでください。(ドクターグリップ開発秘話)
これからも文房具にはワクワクさせてほしいです。
毎年毎年新作が出る文房具。もうないだろうなと思ってもまだ出てくる。それが本当にすごい。
パソコン世界になってもアナログの需要がゼロになることは無いと思います。これからも文房具界がもっともっと発展していってほしいなと思います。
とはいえ、多色ペンにシャープはやっぱり要らないと思う。
以上、『多色ペンについて思う事。ボールペンユーザーにはシャーペン要らないよ。』でした。
私はわざわざ名入れをして、Dr.GRIP4+1を買いました。
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