隠していたわけではないのですが、人間界では薬剤師として働いております。普通の薬局薬剤師です。
世間から「いる意味あんのか？」「病院の中でもらえた方が楽だと思いまーす。」
という非難を浴びている、あの薬剤師です。ちなみにこの意見には８０％同意。
残りの２０％は病院が薬を在庫するのはちょっと可哀想かなという部分。
薬局にぶん投げた方が楽だもんね、管理。
最近の話だと、院内処方にするだけで1兆７０００億くらい医療費が削減できるらしいじゃない？
ジェネリックを推進して１５０億くらい削減できました！って喜んでいたけど、果たしてという感じ。
薬局に独立性が全然ないなら、院内に戻しちゃえばよいのでは？と正直思っちゃう。
薬局薬剤師が嫌いです
『説明』ってみなさんどのくらい受けていますか？毎回出ているその薬、効いていますか？
「んー、先生と相談してください」「気になったら医師に診てもらうように」とだけ言われることってないですか？
あれ意味あんのかなって端から見ていて思います。機械化しちゃえばいいのにね。
それこそ、慢性的な薬はすべて郵送にするとか自販機にするとか。できそうじゃない？
例えば鼻炎の薬をもらったときに、「眠気が出ます」くらいにしか言わない薬剤師がいます。
朝食後に１回って書いてんのに眠気が出るとか、どうしろっての。
車の運転や危険な作業は避けてくださいって言うけど、毎日車通勤で、仕事がそれならどうすんの。
せめて「十分に注意してください」とかにしてほしいし、「寝る前１回に変えてもいいよ」とかって一言があるといいけど。
法的にできないとか言うけど、じゃあ仕事はどの部分なのよって話になっちゃうよね。
例えば血圧の薬を飲んでいるときに「しょっぱいもの控えてくださいね」って言われて、
「しょっぱいもの食べてないんですけどね」という答えに対し、「塩分って意外と多くて…」
みたいな話しかされないことがある。上の血圧１４０というのが大体の基準だけど、７０代で１５０が危ないの？
上が１４０だけど下が１１０なんだー。これって危ないの？そういう話をしてくれない。
糖尿だってそう。甘いもの避けてくださいしか言わない人もいるらしい。
以前こんな方がいました。腎機能が少し落ちていて血圧が１３５くらいの８０代の方。
「腎機能が悪いから肉とか魚はあんまり食べるなと言われた。血圧も高めだからしょっぱいものもダメ。
糖尿になるから甘いものもやめろって言われた。ワーファリン飲んでるから納豆も食べられないしね。結果体重が8kg落ちてふらふらなんだよね。」
とのこと。これって、健康害してませんか？こんな方がザラにいます。ほんとに。
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健康になろうよ
目指しているところがどこなの？って話です。
血圧が１３０になることが目標？HbA1cが6.0になることが目標？違うでしょ。
脳出血や血栓等を起こさないようにするのが目標でしょ。
極端な話、何ともないならいいんじゃない？って思う。がん検診くらいでいいよ、するのは。
タバコ吸ってたらCOPDの検査くらいはしておいたほうがいいし、血流関連や脳ドッグなんかも行っていいと思う。
でもじゃあその結果、治療薬を飲めと言われたときに「なんで？」って思ってください。ぜひ。
理由を聞いてきちんと納得してから飲みましょう。じゃないと逆に体調崩します。
どこかで何かを抑えることで、必ず体のバランスは崩れます。必ずです。
すでに悪くなっている部分を一時的に抑え、体が楽になっている間に自分の治癒力・免疫力で治すというのが本来の治療。
強いて言えば、はっきり見えてるポリープとかがんとかの切除は別。
多少血圧高くてもいいじゃない。年齢＋９０くらいは大丈夫よ、実際のところは。それで頭痛が出ますとかになったら行けばいいよ。
血圧は真面目に毎日測るくせに体温は測らないでしょ？なんとなく３８度が高熱なんでしょ？
そういう意識を変えていかないとダメ、本当に。
食べ物が美味しく感じて、おしゃべりが楽しくて、痛みや気持ち悪さがない状態。そこを目指さなきゃ。
予防はとても大切だけど、『基準値内じゃないから』という理由で薬飲むのは違うよ。
いくら薬で基準値内に抑えたところで寝たきりになっちゃったらそれって違うじゃない？そういうこと。
人間は不摂生な生き物
とはいえ、自由になんでもしていいかというとそれも違います。わかるとは思うけど。
でもね、『なんでも好き勝手にしてたら体を壊す』というのはどこの情報ですか？医療業界じゃないです？
医学というのは人を研究する学問です。そこで得たエビデンスを利用して治療するのが医療人です。
ところで医療業界の人々がお金を稼ぎつづけていることに違和感を感じたことはありませんか？
彼らは『具合が悪い人、病気の人』を相手にしてお金をもらうんです。それらがいないと食いっぱぐれます。
「5日後また来て診せてくださいねー。」はてさて、本当にこれはあなたのためですか？
まずそういう点から疑いましょ。
多少不摂生でもいいんです。じゃあどのくらいまでいいの？これにはとても有名でとても曖昧な物差しがあります。
それが【ストレス】です。ストレスを感じない程度ならどのくらいまでしてもいいんです。
食べすぎて太っても嫌な感じがしないなら食べ続けましょう。でも太ったら体が重くなります。座っているとおなかや胸のあたりが苦しくなります。
長く行動するのも疲れやすくなるし、鼻も詰まりやすくなり、制限される部分も増えます。
そういう部分がストレスです。これが個人差です。人によって感じ方は異なります。
あくまでもこれは一例ですが、選択して辛くならないほうを選びましょう。選べたらそれは不摂生じゃあありません。
6時間寝なさい、8時間寝なさいという言葉がありますが、眠くなった時に寝て、起きたらきちんと眠った感がある。それがちょうどいいんです。
眠いのを我慢して夜更かしして、起きたら頭がぼーっとする。それはあなたにとっての寝不足な状態です。それをやめましょうという話です。
そうです、『不摂生をやめる』というのは現実的な話ではないんです。あとは自分の選択次第。その選択が積み重なってあなたが形成されます。
悩んでください。そして悩みを解決してください。
これに尽きます。不摂生から離れるんです。
眠れないなと感じたら、熟眠感が足りないのか、寝つきが悪いのか、眠くても起きていなきゃいけない状況なのかと、まず問題を細分化します。
熟眠感が足りないなら時間を延ばせばいいのか？寝具を変えるか？あるいは眠る時間帯を変えるか？日中運動してみるか？と試行錯誤です。
なるべく悩んで悩みの源を見つけ、それを自分で解決してください。試行錯誤しかないです。
そうやって一つずつ解決していくと、再び似たような悩みにぶつかったときにも解決できます。
安心してください、悩みは尽きません。だから簡単なものからどんどん解決していきましょう。
健康になるには何をすればいいの？
ところでしなくていいことはわかったけど、何をすればいいの？という話。
自分の体が求めていることをしていくというのが基本ですが、そんなもの実際のところ分からない。
体にいいことというのは色々あります、ほんとに。たくさんあります。
なぜかというと、個人差があるからです。つまり『あなたの体にとって良いこと』というのは実はそんなに多くないです。
とはいえ、何も紹介しないのも違います。なので、なるべく万人にあてはまる体に良いことを紹介します。
・外で空を見上げる
特に青空がおすすめですが、雨の日とかでも良いです。寒くならないように注意。
まず外の空気を吸うということが大切。部屋にいるなら換気くらいはしましょう。
酸素は体の栄養です。酸素カプセルや酸素ボンベなどもありますが、吸いすぎはもちろん体に毒です。
お金もかけずに自然とできる酸素補給というのが外の空気を吸うということ。デスクワークで行き詰ったときにもおすすめ。
この空を見上げるというのには他にも二つ理由があります。一つは遠くを見るということ。これで目の疲れが少し取れます。普通に生活していたら近くのものばかり見ていますので。
空は広いなあと思うだけで心が晴れるという話も聞きますし、空を見上げて頭の中を空にしてみるのはとてもおすすめ。
もう一つが首のコリをほぐすということ。座ってばかりいると肩や首が凝ります。こういうときは頭を後ろに倒すのがとても効果的。
特に首には神経が集まっているのでこの周りの筋肉をほぐしてあげるとすっきりしますよ。空を見なかったとしてもたまに首をゆっくり回すのはおすすめです。
・美味しいと思うものを食べる
口が美味しいと感じるものはあなたに足りない栄養素が入っています。人間自分に足りないものは美味しく感じるようにできているんです。
食事の話でいくと、微量元素（ミネラル）ではカルシウム（Ca）、鉄（Fe）、銅（Cu）、亜鉛（Zn)あたりは不足しがちです。
Caは野菜や乳製品ですね。Feはできればお肉から取りたい。
Cuは海鮮（特にイカ）や豆・ナッツ類に含まれています。
Znはカキが有名ですが、たまごやチーズにも含まれています。
摂れそうだなと思うところから少しずつ、無理しない程度に。大事なのは、たぶん不足しているんだなという思考。それさえあれば意識して取れます。
ビタミン類も摂ってほしい。けどこれまた難しい。B群を豚肉あたりから摂取しておくと元気にいられます。
あとはストレス対策にビタミンCですね。ビタミンCはジャガイモなんかに多く含まれています。
色々話はしたけれど、美味しいなと思うものを食べるのが大切。
我慢して気にしすぎて食べていても、それがストレスになったら元も子もない。
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・お風呂に浸かる
全身を温めてほぐせる機会なんてお風呂を除いたらほとんどないと思います。
湯船につかっていないんだよなーって方は、週に1回でもいいんで銭湯にでもいきましょう。
ぬるめのお湯でも熱めのお湯でもいいんです。大事なのは好みの温度であること。気持ちいいお湯に浸かりましょ。
そこでゆったりと過ごしてください。
あとに何も控えていない日を選択して、ゆったりとお風呂に入ってください。
時間も気にせず。眠らないようにだけ注意をして。
お風呂の効果をさらに高めるためには、お風呂上りにゆっくりとストレッチをするとよいです。
じゃあストレッチってどんなのよって話ですよね。
・体の後ろで両手を組んで上にあげる
・両足を四股ふみのように開いて立ち、股関節を伸ばす
・両足裏同士を付けて座り、膝を押して股関節を伸ばす
この３つだけでいいです。もっとやりたい人はやってもいいんですよもちろん。でもこれだけでもいいです。
無理せず難しくなくちょっと気持ちいい。それが大切。
これらがおそらく万人に当てはまるであろう体に良いことです。
心に良いこととしては「書くこと」そして「話すこと」というのがあります。
ただ、話すことというのはなかなか難しいです。好きな人もいればそうじゃない方もいます。逆にストレスな方もいます。
だから書きましょう。白い紙を用意して何でもいいから書きます。なんでもが難しい人は、日ごろの不満を書き、
どうなりたいのかをその隣に書いてください。そしてその周りにどうすればそうなるのかを書いてください。これだけです。
書き終えたらしっかり破いて燃えるゴミに捨ててください。シュレッダーがある方はシュレッダーで。これだけです。
なんとなく続けているだけで心に良い影響が必ず出ます。心を外側に出してあげる、出してもいいんだと認められた完全な安全地帯に吐き出す。
それだけで心の荷が少し降ります。
みんなが健康になればいい
最近は予防医学を勉強中です。勉強っていうと大げさですが興味を持っています。
なにか実践できそうなことがあれば紹介していけたらなと思っています。
予防はとても大切。予防をして、体の基礎作りをしておくと、万が一病気になっても自分の力で回復できます。
誰もが健康になろうと思ったらお互いがストレスになることをやめれて、生産性の高い社会になると思うんだけど、
そこまでいくとさすがに理想論過ぎる。なので、この文章を読んでくれた方だけでも、私は健康になってほしいなと思います。
健康について考えるのってとても大切。人間が人間らしく生きて初めて「生きた」と言える。
自分は死んでいないかな、ちゃんと生きているかな？と立ち止まって考えてみてください。
その後の人生、ちゃんと生きられるときっと変わりますよ。
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