暗記。
試験時期でもないけど、困っている方に言いたい。
暗記でつまずくな、と。
主に試験向けに暗記法、勉強法を伝授します。
暗記の必要性
現代社会における、なんて言い方をすると大げさですが、暗記というものは重要度が高い。相手がどんな人で、何の話をしていたかというのを覚えているだけで接客のパフォーマンスが上がるなんて言うのは人を相手にしている職業の人にとってはそれこそ常識である。
だがしかしたかし、今回の話は主に試験対策のための暗記法になる。暗記に対する姿勢、心構え、計画の立て方など、きっかりはっきりと説明します。
暗記するための理論
暗記についての説明ではよく、「脳に必要性を感じさせる」という言葉が用いられる。何度も出会う情報は脳が必要だと思うため、記憶に残りやすいというのである。
じゃあ何をすればいいの?というのを2文字にまとめると、「反復」ということになる。反復して反復して、反復するだけで人間は単純に覚えることができる。極端な話、24時間同じ単語を延々と繰り返す。そうすると3日後ぐらいまでその単語を覚えていられますよという話。でも知りたいのはそんな話ではない。
暗記の姿勢
反復が大事という話はしたが、じゃあ実際暗記するためには何が必要なのかを説明したい。これは逆算で考える。
暗記は反復すればできる。ということは反復できれば暗記ができる。
つまり考えるべきは「反復するにはどうすればいいか」ということになる。
24時間同じ単語を言い続ける?それだと1週間で7個しか覚えられないしそもそも無理だ。ある程度の量を限られた時間に覚える必要がある。つまり、効率的にこなす必要がある。
よって、【より効率的に反復する方法】というのが暗記法ということになる。
そこを突き詰めて考えていきたい。
最強の暗記法
用意するもの
・A4程度の紙
・太めのペン(紙用マッキー水色が私は好き)
・マスキングテープ
・自由に貼れる壁、カーテンなど
・実行することを恥じない心
手順
1.覚えたい内容を紙1枚につき2つ程度に絞って大きく書く。1日に5枚程度作る。
2.書いたものを全て1枚ずつマスキングテープで壁に貼る。
3.寝る前に紙に書いてあることを音読し、その内容に関する周辺知識も一緒に喋る。出てこなかったら確認してから寝る。
4.起床後すぐに紙に書いてある内容を音読し、その内容に関する周辺知識も一緒に喋る。出てこなかったら帰宅するまでの間に確認しておく。
5.帰宅後、貼ってある紙を見ずに紙の内容を喋る(暗唱する)。
6.言えた紙を破棄し、言えなかったものは紙の角にチェックマークを付け、貼ったままにする。1に戻ってまた5枚足す。
1~6を繰り返す。
暗記法のポイント
・部屋に紙を貼ることを恥じないこと。目的に向かって努力することは恥じることではない。ただ、気になると困るので友人が来る時は剥がしておくとよい。あくまでも自分のためにやること。自分の部屋が無い場合は家族に協力を求める。
・1日5枚、10項目までならなんとかできる。覚えられなかったものが少しずつ溜まっていくと、それはそれで自分の弱点がわかる。
・1度できたものというのは、少し時間がたってもすぐに思いだせる。自転車の運転と同じ。だから破棄して大丈夫。何も見ないで紙の内容が言えたら十分すごい。
・仕上げとして必ず問題を解くこと。暗記で終わりにすると知識のままで終わる。知識は使える知恵となって初めてツールになってくれる。
・起床と就寝前なら習慣化しやすい。そこに帰宅時という試験時間を設けることでゲーム性を高めると飽きずに反復できる。反復できれば暗記はできる。
以上が最強の暗記法である。エビングハウスの忘却曲線なんて気にしなくていいです。効率的なことは効率的なんだろうけど、あれ通りに普通にやってたら絶対溜まるから。あと、習慣化できないからムラができる。
よくある暗記法としては、ノートを作ってオレンジペンで穴埋め式に・・・というのがあるけど、あれも時間がもったいないし万人向けじゃない。まとめるのが下手だったりとかあるし。上手なノートのコピーや市販のサブノートを緑ペンでつぶして赤シートで隠すならまだわかるけど、そこに行けるのは基礎知識があってこそ。というかそんな部分的に隠して覚えるくらいなら、全体を自分の言葉で説明できるようになっちゃえばいいんだよ。説明するためにはキーワードなんて必ず必要になるんだし。理解できていればキーワードは必ず通る。説明という部分が上の暗記法でいう「周辺知識も一緒に喋る」という部分になる。
より効率的に、短時間でこなすことに意味がある。暗記だけで解ける問題もあるけど、覚えて使えるようにしてから解かなきゃいけない問題も多い。だから私としては暗記に時間を割かずに、けどきちんと暗記の時間はとって立ち向かってほしい。
おすすめしないけど直前暗記
一夜漬けよりは一夜寝かせをおすすめしたい。
試験直前、どうしようという人が見ているかもしれないのでそういう人向けにアドバイスすると、前々日にがっつり覚えましょう。2日前です。前日はその復習を軽めにしつつ、問題を解きます。暗記に当てていいのは2日前までです。
何の実験かは忘れたけれども、2日後に記憶が戻るという話がありまして、その日、つまり当日の朝にもう一度暗記の復習をすればきちんと覚えているかの確認ができます。
試験対策についてはいずれまたお話ししますが、試験というのは合格が目的です。60点が合格点なら60点取れば勝ちです。そのくらいの気持ちで、できないところがあっても割り切るのが大切。
暗記することが習慣化すると必ず何かのコツを掴めます。諦めずに挑戦して行きましょう。
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