皆様、コーヒーはお好きですか?
このブログでも何度かコーヒーのことについて触れていますが、私は好きです、コーヒー。
眠気覚ましに飲んでいるわけでも、集中したいから飲むわけでもありません。
味が好きだから飲んでいます。コンビニコーヒーも美味しくなり、最近はより身近になりました。
コーヒー飲みとしては、「100円でこの味が飲めるのか!」といった気持ちにさせられます。
正直居心地の悪いカフェやテイクアウトをするくらいなら、コンビニのコーヒーの方が美味しいです。
見た目が気になる方にはパール金属 真空 コンビニカップ ブラック HB-1894というものもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
小説にブックカバー、スマホにスマホカバーを付けるような感じで、
中身問わず他と差別化でき、愛着も湧くという素晴らしい商品かと。
コーヒーを淹れるのが難しい…。初心者のお悩み解決!
「コーヒーは難しくて淹れられない。」
そんな声をたまに聞きます。
淹れたことのない人は、「お湯淹れるだけでしょ?何言ってんの?」って思うそうなんですが、数回淹れたことある人はこの壁にぶつかります。
- 豆の量、お湯の量がまちまちで毎回味が違う
- ドリップバックに入ったコーヒーを買うけど、味が薄い
- カフェで飲んでいるような味にどうしてもならない
- 豆を買ってみたものの、面倒でインスタントコーヒーにしちゃう
コーヒー初心者に多いんです、この悩み。みなさん抱えているんです。
でも、コーヒー好きな私としてはぜひとも豆から淹れるコーヒーを味わってほしい。
しかも手軽に、家で!
というわけで、
今より簡単に、
そして確実に、
誰でも美味しく淹れられる方法
を紹介いたします。
ズバリ!コーヒーの味は豆の種類とお湯の量で決まる
味が薄かったり濃かったり、それはお湯の量で決まります。
正確に言うと、豆とお湯の量の比率です。豆 α gに対するお湯 β mLという比率です。
ものすごく単純な話です。そして淹れる工程を一定にすれば 85% 同じコーヒーが淹れられます。
そして酸味、苦味、甘味や香りの違いは豆の種類と焼き方が影響します。
もう迷わない!豆の種類の選び方
ストレートコーヒーとブレンドコーヒーというのがありまして、ブレンドコーヒーはその名の通り混ぜ合わせたものです。
基本的に「ブルーマウンテンが最強最高のバランスのコーヒーです」と言われており、ブレンドは全部それを目指しているとも言われていますが、そんなのはもちろん昔の話で、今は各コーヒー店が好みの味に混ぜ合わせた調合品となっています。
ブレンドコーヒーは飲みやすいですし、気に入ったものにぶつかればそれで満足できるかと。
ちょっとコーヒー豆を選ぶ楽しみ、幅を広げたいなという方はぜひストレートコーヒー、つまりブレンドされていないものから始めてみると良いですよ。
初心者向けなので違いをざっと紹介します。
酸味:モカ・キリマンジャロ・グアテマラ・(ブラジル)
苦味:マンデリン
といった感じでオッケーです。もうほんとにざっくりと。
ただこれ、同じ焼き加減の場合に限ります。
焼き加減は容易に想像つくと思いますが、長めに焼くと苦味が強くなり酸味が弱くなります。
逆もまた然り。なので、ブラジルをちょい長めに焼くといい感じに酸味が消える!なんてこともあったり。
できれば生豆を取り扱っているところに行って焼き加減を相談してみてください。
相談できなそうだったらまずはそのお店の中焼きで。そこから味や国を変えていく。
そういう意味でストレートコーヒーから始めるといいですよ。
豆知識:コーヒーの産地
コーヒー豆の採れる地域というのがあります。大体赤道らへんというだけじゃなく、もう一歩踏み込んで、「赤道から南北25度くらい」と言えるとちょっと格好いいです。南米、アフリカ、東南アジアらへんですね。
「豆屋に行くんじゃなくてスーパーでそこそこの豆を買って美味しく飲みたいの」
豆屋いくといいよとは言ったものの、スーパーで済ませたいのという方ももちろんいると思います。
いいんですそれで。実際私もスーパーでドリップバッグタイプのコーヒー買って飲んでいますし。
ただ、買う際に少し知っているとより選びやすいかなと。
モカブレンドなのかマンデリンブレンドなのかで味が全然違うんだなということも理解いただけるでしょうし、パッケージ裏の☆印だけに頼ることなく選べます。あくまでもより楽しむための知識としてお納めください。
結論:お湯の量を測るだけでいつも美味しいコーヒーに!
ここからが本題であり、これこそが結論です。
重要なのは淹れ方等々言われます。お湯の温度が大切とも言います。
けれども私としては豆の量とお湯の量の比率こそが、いやそれだけが重要だといっても過言ではないと言い切ります。
そしてこれは、自分なりの比率を見つけるしかないんです。ないんですが、私の比率を一応紹介しておきます。
※ちなみに、ペーパードリップを想定して書いています。
豆(粉の状態で)18gに対し、お湯(蒸らし含む)350mLで330mL前後のコーヒー
です。面倒なので、実際のところ豆の量は17~20gで前後しますし、豆の状態次第で出来上がりの量やお湯の量が20mLくらい変わります。実際はね。
でもそれは慣れてからにしましょう。守破離です、守破離。
自分なりの比率を見つけて、その比率で美味しいなと思ったらもう毎回その比率。
そしたら毎回その味が飲めます。コーヒーとは単純な飲み物なんです。
もっと気楽に楽しみましょう。
守破離とは、日本の武道の言葉で、物事を体得する順番を表しています。
守…教えを守ること。教わった通りに実行します。
破…自分なりの変化を少しつけてみることです。
離…自己流を確立していくことです。
湯量は重さではかれる。電子はかりがあればもう怖くない!
さっきから比率と言っていますが、基準は重さです。
水(お湯)の比重を1と換算して、gで測れば楽ちんです。
お湯をポットからいちいち計量カップに移して、ゆっくり淹れているうちにお湯が冷めるだなんて経験しなくて結構です。
(注)お湯の温度は80度派の方は何度かポットと器を行き来させて冷ますという方法を取りますし、確かに温度によって抽出されるコーヒーの味は異なります。
でも熱湯でも十二分に美味しいコーヒーは淹れられますし、手軽です。
大丈夫、美味しいから。慣れるまでは気にしないでください。
そこで登場するのが電子はかりです。
こういうやつ。デジタルスケールってやつで十分です。お菓子作りとかのあれ。応用利くから買っておきましょ。
最近は100円均一にもあると聞きました。どんなのでも構いません。そんなに正確すぎなくても大丈夫。
重要なのは比率なので、たとえずれていたとしても、同じはかりで同じずれなら何も問題ありません。
一つ買いましょう。
はかりを使ってのコーヒーの淹れ方
余談ですが、手順は、
- サーバー(コーヒーを受けるカップ)を置いて、ドリッパーとペーパーをセットしてゼロ点に合わせます。
- 粉にした豆を入れ、適量になったらゼロ点に合わせます。
- お湯を少し注いで蒸らし、適量まで複数回に分けて入れます。
もちろんたったこれだけ。細かいコツとかもありますが、とりあえずこれだけで美味しくなります。
さあ、とにかく飲んで好みの味を探す旅に出ましょう!
あとは回数重ねるしかないんです。
味薄いなと思ったらお湯を減らし、濃いなと思ったらお湯を増やす。
豆の量を加減してももちろん大丈夫です。一応、ちょっとしたコツも紹介いたします。
お湯の注ぎ方:蒸らし方。
【蒸らす】というワードがよく出てくるがわかりずらいですよね。蓋でもするの?っていう。
これは「豆に少量注いだお湯の蒸気により、粉全体を湿らせる」と読み替えてください。
要る要らない賛否両論ありますし、大した理由を書いていないところも多々ありますが、考え方としては、
「湿った部分からじゃないと抽出できない」
ということです。
じゃあ全体にじゃばじゃばかけてもいいの?というと、
悪くはないんだけどもそうなるとペーパーに直接かかるお湯が出てくる。
豆を経由していないということは直接お湯だけがぽとりと落ちます。
飲みたいのは抽出されたコーヒーなんだから経由しないと意味がない。
ということで、全体を湿らせて、全体から抽出されやすくした状態で淹れましょう!
という準備運動みたいな感じです。
お湯の注ぎ方:淹れ方
ちょうどコーヒーを経由しないとという言葉が出てきましたが、注ぎ方も同様で、
豆のある部分からはみ出ないように注ぐのが重要。
500円玉くらいの円を描くようにと言いますが、ドリッパーのサイズにもよるのでなんとも。
高いところから注ぐと、下に働くお湯の圧力が強すぎて豆を押しのけてお湯が出てきてしまいます。
なのでポットの注ぎ口はなるべくドリッパーに近づけましょう。
淹れる速度のイメージとしてはドリッパーに溜まったお湯を追加したお湯で押し出す感じ。
ドリッパーのコーヒー豆の端から飛び出さないくらいの高さに、常にお湯をキープできるペースで注ぐと均一に抽出されますよ。
適量まで注いでぴたりと止めるというのが難しいところ。
慣れてきたら適量まで注いで終わるのではなく、適量からプラス20mL注いだ時点でドリッパーを外しましょう。
そう、ドリッパーの中にお湯が残っている状態です。
最後の最後まで落としてしまうとエグみ、雑味が出てしまいます。
もったいないようにも見えますが、必要な美味しい部分は落とし終えているから大丈夫。
じゃがいもの皮やぶどうの種と同じようなものと思っていただければいいかと。
豆知識:豆は密封して冷凍保存すると香りが逃げない。
そのまま置いておくと酸味が強くなります。美味しくなくなるんです単純に。
粉状の豆は1日、2日で酸化が進むし、挽く前の豆でも1週間くらいが賞味期限かと。
なのでなるべくなら瓶に入れて冷凍保存。
小分けにして、飲むときは豆を常温に戻してから使うと良いですよ。
朝飲むなら前日の夜に出しておけばいいし、そろそろなくなるなってときに次の瓶を外に出しておけばいいので、鮮度を気にせず楽しむ方法としてぜひ覚えておいていただきたいです。
裏技:フレンチプレスを使えば素人でもプロの味に!
極論、こういうことです。
測った豆をプレスに入れ、4分くらい置いてからぎゅぎゅっと押して注いで飲む。これだけ。
結局のところこれが一番簡単です。うちで使っているのはこちら。
私は、豆を入れて半分くらいまでお湯を入れたら一度混ぜてます。
おまじないみたいなもんです。
これから家コーヒーを始める方はフレンチプレスも検討してみてはいかがでしょうか。
ぜひ自分なりの美味しいコーヒーを見つけて、自宅での優雅なコーヒータイムを満喫してください。