全部知ってたら説明できるはず
演習:以下の中から好きな用語を選んで、それについて口頭で説明してください。(10分間)
google・facebook・ヒルナンデス!・竹内涼真・菅田将暉・コナン・聖徳太子
野球・サッカー・テニス・アメトーーク!・ポケモン・浜辺美波・銀魂・進撃の巨人
白石麻衣・ふるさと納税・応仁の乱・米津玄師・宇多田ヒカル
さて、出来ましたでしょうか。
知っている単語がなかった方、ごめんなさい。
なんとなく有名そうなところを引っ張ってみました。
例えば、解答例としては、
選択ワード:菅田将暉
日本の俳優。仮面ライダーWで俳優デビュー。たしか、ジュノンのコンテストで最後まで残ってる。Wではフィリップ役。頭にクリップ付けてた。Wの右側。
あだ名がだーすーらしいけど、私はなんとなく「まさき」って呼んじゃいます。未だに「すがた」って呼んでいる人をみるとちょっぴり残念に思います、私が。
日本アカデミー賞も取ってる。共食いで。セトウツミでの池松君とのやり取りが好き。デスノートにも出てた。auのCMの鬼ちゃんの評判もいいよね。
感覚的に演技をしている感じ。役をしっかり飲み込んで、自分の中でその人にしっかりとなっている人だと思う。
Wのデビュー時に16歳くらいだったから、たぶん今25歳くらい。弟思いのすげーいい人。山崎賢人と仲良し。A-studioでやってた。
最近は音楽活動も盛んで、さだまさし役だったりGReeeeN役。
…etc
あくまで解答例なので短め。こんな感じで語れましたか?どうですか?
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さあ、お前の罪を数えろ!
説明できるということは知っているということ
本題です。
説明できる域まで達してしまえば、もうあなたはそれについて理解しているということになります。
説明しているときに「なんだっけ、あの、”アレ”!」となったその単語!
その部分を補うのが暗記です。
じゃあどこまで説明すればいいの?どこから説明すればいいの?
誰に?どうやって?どこまで知っていればいいの?
というのが問題形式・解答方法を知ることにあたります。
試験においては理解・暗記・解答方法が重要
理解をしていること。これは皆さんが当たり前に頑張るところです。
教科書読み込んで授業聞いて、ノートとって、ノート作って。
それって何のためですか?というと、理解するためにしていることです。
一体それが何なのか、どういう意味を持っているのかということを理解するためにしている行動です。
理解していれば暗記が要らないかと言うと、そういうわけにもいかない。
理解だけで行ける部分もあるけれど、理解に必要な前提となる知識や、説明の際に必要となる単語、ポイントポイントで独立している部分はどうしても覚える必要が出てくる。
作ったノートを見返しましょう、きっと覚えるべきことが書かれています。
人に話すのが一番身に付く
結論から言うとこういうことです。ノートの取り方については以前書いた記事を参考にしてください。
→最強のノート術を伝授!おすすめのノートの取り方とおすすめのノートを紹介する
あなたが学ぶために人に教える。教えることを意識して学んでください。自分が講師だったらどうするか、それが重要。相手が全く知らないことを教えるときに大切にしたいことは、
1.興味を引くこと。
2.知っていることと結び付けてあげること。
の2点です。
これが最強の勉強法だ
1.まず授業の準備をします。試験内容を知り、解答を見て必要なキーワードを抜き出します。
何を教えなきゃいけないのかがわからないのに教壇には立てません。どこがポイントなのかを知るには問題集の問題文や解答を見るのが手っ取り早いです。
気を付けるべきはそれを”覚える”のではなく”理解する”ということ。
理解していなければ応用できません。ただ覚えただけでは問題を変えられたら終わりです。一問一答しか伝えない講師、あなたは信頼できますか?
2.理解しなければいけないワードと単元について、どう教えるかを考えます。
必要とあらば、比喩表現やイラストなんかも用いて、なんなら漫画のキャラクターなんかとも結びつけて、たとえ話を多用しながら説明します。
特に、あなたがよく知っているものと結び付けてください。
必ずしも楽しく伝える必要はありませんが、抑揚が大切です。怒ったり悲しんだりも含め、なるべく感情豊かな講師であってください。
3.いよいよ教えます。口に出してきちんと話してください。
友人や家族で構いません。いなければ自分自身に対して説明してください。
自分自身に説明するときはなおさら手を抜かないよう、立って、壁を黒板だと思って書くふりをしてください。
というのも、人に伝えようとするとたとえ家族だとしても緊張します。間違えたときの恥ずかしさが出ます。急な質問が来ることもあります。
それがまた記憶につながるからいいのですが、自分に対してはどうしても甘くなります。
「あれ、なんだっけな…」が許されるのが自分相手です。
なので、目の前に生徒がいるつもりで、少し大げさに説明してください。動作も含めてそれがあなたの記憶を強化します。
4.必要な単語を押さえ、暗記します。
説明した中で必ず必要な単語と言うのがあるはず。
「~は誰か。」と聞かれたときに、~したのは説明できても人物名が書けないと点数に結びつかないなら覚えるしかない。
暗記法は以前の記事を参考にしてください。
こればっかりはさすがに丸暗記です。菅田将暉の読み方が「すだまさき」だなんてのを説明しようがない。覚えるしかない。
5.なにも見ずにスラスラ説明できるよう30回繰り返す。
30回がベスト。これ私の体感。30回に設定した理由は、簡単じゃないからです。
30回やるまでに飽きます。
何度も反復したからいいか、と言う気持ちに8回目くらいでなります。
だめです、30回やって初めて完成です。
ってのもね、一度に30回やれって話じゃないんです。おすすめは最初に10回。それから試験日までの間に合計で20回になるように繰り返すことです。
繰り返さないとダメ、無駄になります。暗唱できるようにしてしまえばお風呂でだって、通学中だって反復はできます。
自分の頭の中に自分が講義している姿を思い浮かべて、つまずかずに言えるかなというのを確かめてください。最初にしっかり講義していればできるはず。
6.問題集を解く
仕上げです。何も怖い物はないでしょう。
出題範囲についてあなたは合格に必要な内容を説明できます。間違えた部分があった場合、理由を考えましょう。
その部分について理解していないのか、暗記できていなかったのか、たまたま出た問題で知らなくても合否に関係ない部分なのか。
大切なのは必要な量を押さえるという意識です。
説明できるなら自信を持って
最後に必要なのは、知っているという自信です。いかに問題を見下せるかというところです。
この勉強法は試験以外にも学びたいこと全般で応用できます。仕事の仕方でも、新人に教えるつもりで説明できるようになればいいんです。
いかに自分で噛み砕いて落とし込めるか。スピードは自分次第です。一夜漬けもできます。乗ってくれば楽しいです。抑揚次第では目も覚めます。
以上、『全教科に使える!勉強法マニアが教える、薬剤師国家試験にスルっと合格した私がたどり着いた最強の勉強法』でした。ぜひお試しください。
コラム:学ぶこと自体は楽しいと思う
知らないことを知る、知っていたことをもっと知る。気づかなかったことを発見する、知らなかった知識を使えるようになる、説明できるようになる。
これってとても楽しいことです。本来は学習って楽しいもんだと思うんです。でも、残念ながら興味の持てない分野を学ぶ必要って言うのがどうしても出てくる。これが問題。
きっと理由はそれぞれあるんだろうけど、私は学ぶことから逃げないでほしいなと思う。覚えるだけじゃなく、使える知識にしてほしい。
そうするとね、人と話すときに表現が広がるの。表現についてこれなかった時には、それを説明してあげるという楽しみがあるの。それってのがとても楽しい。
勉強は無駄じゃない。いつか必ず助けてくれる。
何かの試験を乗り越えられた時は忘れずに自分を褒めてあげてほしい。そうすると次の難題が現れたときにも、この頑張りが自信となって活きる。次を乗り越える力になる。
今まで習ってきたことで使わない知識なんて山ほどあるよ。実用性のないものなんて数えきれないよ。でも、持ってて邪魔になる知識なんてないんだよね。
人間の脳みそって1PB(ペタバイト=1024テラバイト)も覚えられるって言われてるんだから、覚えてて邪魔になる知識なんてのは無いと思う。
たまに感情と一緒に邪魔になるおっきな思いでとかはあるんだけど、勉強の知識として、教養としては詰めても詰めても足りないくらいだと思うんですよね。
なので、興味を持ったことを学び、学んだことを伝え、なんかしらで使えるかもなーくらいに思いながらどんどんと知識を増やしていくことを楽しんでほしい。
勉強法の勉強は続きます
現状最強の勉強法・暗記法・ノート術は記しましたがどんどん改良できるはず。
まだまだ今よりもっと良い勉強法を見つけたらまた伝えていきます。
この記事が皆様のお役に少しでも立てたなら幸いです。