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簡単すぎるは実は無敵。初心者はペラペラな図解本から入ろう。

なにかを学ぼうとするとき、どれがおすすめかをネットで検索して決めようとしますよね。
当たり前のように言っていますが、もう時代ですね。
その道に通じてる知人がいる場合を除いたらそういう結論に至ると思います。
そのときに見栄なのかなんなのか、簡単すぎるものは避けたくなる傾向にありませんか?
私もそうですが、「どうせそこにたどり着くなら最初から初心者向けじゃなく初心者~中級者向けのようなものの方がいいよなー」と選びがちです。
しかしそれでは簡単に書かれた初心者向けの本の存在意義が無いようにも思える。
本当に意味のないものなら、そんなもの不要では?え、情弱向け?半分詐欺みたいなもんなの?
いえいえ、実はそんなことはなくて、むしろ初心者向けの本こそ書くのが難しく、それゆえ良書であることが多いのです。
初学者こそ簡単なものを選ぶべきですし、中級者でも復習するときは簡単なものを選ぶべきです。

簡単すぎるものはダメ?いいえ、むしろそれじゃなきゃダメです。

1週間で痩せられます!みたいなものには惹かれるくせに、勉強するときは簡単なものを避ける傾向にあります。
そのくせ、1週間で英語がマスターできる!みたいなものには飛びついてしまう。
おいおいどっちなんだよと思わず突っ込みたくなる軸の無い選択の仕方です。
そうです、選択に軸が無いんです。初めて学ぶものに対してはまずどこから取り組んでよいのかがわからないことが多いため、そのときの気分で飛びついてしまうものです。
そして、『勉強』となると、難しい道を選びがちなのが人間だったりします。
勉強は苦労するものだという前提があるせいなのか、他から見て「そんなの読んでるの?」と笑われたくないせいなのかはわかりませんが、ちょっと堅苦しい本の方が好まれます。

後々買って後悔するくらいがちょうどいい。

なんだ、要らなかったなこんな本。そのくらいになれば完ぺき。理解の指標になります。
正直、「これしか書いていないの?」と思うかもしれません。
けれども、その中で一つでもわからないこと、知らないことがあったならその選択が正解です。
簡単にまとめようと思うと、最も大切なことを中心として並びます。
というかそれしか書けません。解説を長々と書くと難しくなってしまうので。

気になるなら著者を調べて。その道に精通しているなら買い。

著者名を調べて、他に出している書籍や文献も覗いてみてください。
ちなみに私は初学者用だったり簡単すぎる系ばかり書いている人をあまり信用していません。
たまにそれしか書けない人もいます。
ビジネス的に無知な人を狙って書いているか、あるいはそこまで深く知らないからそれしか書けないか。
色んな本や文献にも携わっていて、その中でも初心者用にまとめてみました!みたいな形が理想的です。
他に有名な本や評価されている本があり、簡易化した本の作成に携わっているくらいが良い。
例外として、簡単な本を書いたのがなんちゃら出版編集部的なとこで、参考文献がたくさんある場合。
参考文献を少し自分で見てみて、自分が学びたい方向と同じものだったら読んでみても良いかなと思います。

情報量が少ないのにお金を払うのがイヤ?入会金だと思って。

何をするにも最初はお金がかかるものですよね。そして、経費はなるべくかけたくないのが世の常です。

なので、すぐ読み終わって大した情報が無いならお金を払いたくない!という気持ちは痛いほどわかります。

ただそこは、その分野を知るための入会金みたいなもんだと思ってぜひ払っていただきたい。損をしない理由があるからです。

実はメリットが多い

簡単に理解ができる初学者用の本は、図も簡略化されていて、中級者が読むとよくまとめられた図だと感心することがほとんどです。
図解というのが結構難しいもので、頭の中で理解できていても形にするのが難しかったりします。
また、こういう本があると自分でノートを作る必要がない。
他で学んだものを究極的に削ぎ落とすと出来上がるのが初学者用参考書ですし、図解されているおかげで全体像を掴みやすいですし、薄ければ前に戻って参照しやすいです。
初学者用の本は、基礎を固めるためじゃなく、基礎とはどれのことを言うのかを知るための本だと思ってまず読むことをおすすめします。
知っておかなきゃいけない知識がどれなのかという、ベースを知ることによって、底抜けすることがなくなります。

抜けている部分があっても問題ない。レベルが上がれば自然と補われていく。

たとえばお薬の話をすると、『ロキソニンは熱冷まし、痛み止めとして利用され、副作用として胃を痛めることがある』という情報があればとりあえずは十分です。
プロドラッグだとか非ステロイド系の分類だとか無顆粒球症の副作用だとかはその道を学んでいけば自然に遭遇し、気づいたら簡単に理解できます。
壁にぶつかるまでは「まだ知らなくてもいい」ということを意識し、後回しにしておけば良いのです。
ポイントを押さえつつ全体像を把握する、ペンキ屋方式と呼ばれる勉強法が一番効率がいいので、知らなくてもいい部分は除いて全体像を把握することに努めましょう。
ちなみに、大抵の本には補足としてある程度の情報は付いているし、気になれば調べれば済みます。
目的は知識を得るということではなく、大枠をとらえることにより理解するということであることを忘れないようにしましょう。

似たようなものだと有名本の「図解」系の本やコンビニでみかけるまとめ本もおすすめ

最近コンビニで良く見かけます。有名本の図解やまとめ本。

手軽に入手出来てホテルとかでもさらっと読めるのが好評なんでしょうね。

私の中でもとても評価が高い部類になります。

短時間で理解しやすく、エッセンスのみを抜いてある

新しいことを知るためにも使えますが、どちらかというと復習時に恩恵を受けることになると思います。
さらっと読めて全体像を把握できる。
目的を明確にしてから読むと、とても有意義な本になると思います。

原本を読んでマーキングしたり、テストにしたら問いになりそうな部分のまとめになっている

たとえば自分でその元となる本を読んだ時に「あ、ここ大事だな」とマーキングする部分を中心にまとめたノートのようなものです。
テストで穴埋めになりそうな部分を中心にまとめられており、しかもそこに図解がしてあります。
つまり重要なところ中心に図解までついてめちゃくちゃ詳しく書かれているという最高に親切なつくりとなっています。

原本を読む前の導入、原本を読んだあとの振り返りとしておすすめしたい

気になる本のエッセンスの確認や前に読んだけど読み返すの大変だなってときに。
ノートを見返すような気持ちで読めます。
クラスに1人はいた、すんごいきれいにノートをまとめる人のノートを借りるどころかもらえた気持ちで読めます。
学ぶ上で重要な点がまとまっているというのはとても支えになります。
元の本を読む前に読んでおくとすんなりと話が入ってきて理解しやすくなります。
復習に使っても理解が深まるのでおすすめです。

これからは簡潔化した図解本を嫌わずに手に取ってみてほしい

簡潔化しているからとか、図解なんてと言わず、まず手に取ってみることをおすすめします。

物によっては著者の性格が出すぎてて元の本が読みにくい場合もあります。そんなときこそ解説本の出番です。

図解はやってみると難しい。

自分で一度図解をしてみるとわかるんですが、図解ってホントに難しい。

学校の先生って大変よね。図解は難しい上に、うまい下手が出やすい。

わかりやすく、かつ要点を外さず、誰にでも伝わる図を描くというのはとても難しいです。

その面倒さを全部やってくれてる図解本。気づくと重宝すると思います。

違うと思うなら書き足したり書き加えれば自分だけのノートに。

本は自分のもの。ノートのように書き込んでも構いません。
なんかちょっと表現が違うなと思ったら隣に書いちゃえば解決します。
たまに元の本を読んで解釈が違うなってときも、自分の考えはこうだと書いておけば対比になって印象に残りやすい。
サブノートのように使って理解を深めましょう。
以上、『簡単すぎるは実は無敵。初心者はペラペラな図解本から入ろう。』でした。
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